七転八起DAYS

転んだままずっと起き上がれない人間の些細な日常と思うところ

自惚れに気づく

今、九州から帰ってくる新幹線の中でこの文章を書いている。

 

僕から見たら母親の弟である叔父さんが67歳の若さで亡くなった。その為に急遽、葬儀の為に九州へ帰って来ていた。

 

「叔父さんでしょ?結構遠縁じゃない?」

確かに親等で見ても遠い感じになる。だけど、母親のご兄弟には本当に若い時からお世話になりっ放しだし、母親の兄弟の仲の良さは僕の人生の教科書だ。それは多分一生涯変わることはないし、僕の考え方のベース、生きてる間のベースであることは間違いない。だから多少の無理でも帰る必要があった。帰らなきゃならなかった。

 

僕の家族は、僕が十代の時に何度も引越しをした。家賃の問題、契約期間の問題…その度、経費がかかる。引越し業者を使う余裕すらないし、自然に痛んだ家屋の修繕を請求される事も多々あった。その度に、従兄弟のお兄ちゃんと叔父さんは来てくれた。それも九州から大阪まで車をフェリーに乗せて。そして、大工仕事をしていた叔父さんは家の修繕と引越しの作業をして九州へ帰ってくれていた。

 

僕はその時には、わかっていなかった。その事がどれだけ本来は兄妹為とはいえする事が難しいことか、どれだけ自分が自惚れていたか。

 

今でも自分の心の中に

「苦しい時に僕は自分を捨てて家族を何とかしたんだ」という気持ちがある。これが自惚れでしかない事に今回気付いた。よくよく考えると、本当に僕が十代でその手の全てを解決できたか?代わりにする事ができたか?と問い直した時に答えは自然と出てくる。答えはノーだ。僕は人の助けを全く計算に入れずに自分の犠牲だけを頭に入れていた事になる。実際、僕はその助けなしには、どうしようもなかった。

 

叔父さんが亡くなって、葬儀の会場で安らかに横たわってる姿を見た時に亡くなって、命が途絶えて悲しい辛いよりも

「ありがとうございました」という気持ちが溢れて涙が止まらなかった。そして自分の自惚れに気付かしてもらえた事に感謝した。でもね、若すぎるよ。もう一度くらいお酒を飲んで感謝の気持ち言わせてくれても良かったのに。その機会は僕がこの世を生き切った時に向こうで。

 

また叔父さんがあの世に行く時に教科書に1つ書き足していってくれた事を勉強しないと。

 

 

 

 

 

生きてきた中で大きな節目

このブログの更新も久しぶりになります。

今日という日をもって僕の職場からとても大きな人物が旅立っていきます。言い訳がましくなるかもしれませんが、その人物の影響でブログの更新ができなかったといっても過言ではありません。

 

彼と出会ったのは今の職場に異動してから、かなり早い段階で行われた研修に出席した時だと思います。昼御飯を食べてから研修を受けないといけない状況で、確か食事代を出してあげたはずです。彼はブログでその時のことを書いてくれているのですが、いささか僕がその行為を行った心情が違っています。僕も若い時沢山の人にお世話になってきたのです。御飯を食べさせてもらったり、ジュースをおごってもらったり。その時に先輩の一人に言われていたのが

「俺も先輩にはお世話になったから、こうして世話をする。だから、君もできる時がきたらするんだよ」

という言葉だったからです。その当時、僕もまだゆとりもなかったけど、所属する会社の給料体系から彼の方が苦しいのもわかっていたし、それをするだけの価値のある人物だなという直感も働いたからです。

 

僕は騙されることも多いけど、本当にいい人間と悪い人間の区別くらいはつきます。どう感じても、彼は色々な意味で純粋で真っ直ぐな人間だと思ったのです。

 

なぜか、異動後すぐにまた所属するセクションが変わりました。その時に彼がすぐ隣のセクションにいた。壁も仕切りもない隣り合ったセクションで彼とは勤務のタイミングが同じという時が多くなったのです。気さくで誰とでも話し明るくユーモアに溢れた彼とは、仕事の最中も周囲に迷惑なくらい話しをしていました。

その新しいセクションに異動する前に、彼が音楽をやっていることを知っていた。バンド名で検索してyoutubeで音源を見てみたことがありました。

彼には言っていませんが、その映像を見た後の先輩たちとの飲み会の場で「凄いことやってる子がいる。音楽をもっと真剣にやるべきだ」と常々言っていました。あくまで、これも僕の直感です。

 

社員としても優秀、ミュージシャンとしても有望という彼について、3年くらい前にその素晴らしい逸材をどうする気なんだ?と激しく先輩から問われた時がありました。まぁ、とはいえ飲み会の席です。その時僕はこう答えました。

 

「彼を今の仕事で完璧に成り立たせていくか、ミュージシャンとして旅立たせるかです。それが僕の役目かなぁと思います」

 

と。それくらい彼は、どちらの道を選んでも大きくなる人間だと見込んでいたのです。

僕と彼の間の話しの中で、彼が思い出してくれるとわかると思うのですが、その辺りから僕はありったけの知識を彼に話すようになりました。人間のこと、お金のこと、知識のこと、音楽のこと、芸術のこと、この世とあの世のこと等々様々なことです。僕が今の会社に属して色々な人に自分の経験を話しても信じてもらえないような話しを沢山彼にはしました。でも、やはり彼は頭もいい上に素直なのでどんどん吸収していってくれて考え方が変わっていくのが見て取れました。

 

そして去年の春先に、アルバムを作るのだけど諸事情でジャケットを書いて欲しいということで、僕は快諾しました。その時に彼に「僕とやるということは大きなことになると思うよ〜」と冗談っぽく言っていたのですが、話しが転がり転がってタワーレコードさんと全国展開というお話をいただきました。その時、自分の持っている運ではなく、彼の持っている運が強いんだなぁと感じたのは今でも覚えています。この年齢で、一旦夢を諦めていた人間が規模は小さいとはいえ、yahooさんやナタリーさんなどの大手サイトで絵が掲載される機会を得ることができたのですから。

 

よく、冗談交じりに「これだけやってもノーギャラだからなぁ」と言いますが、むしろ逆で「お金を払っても経験できないことを経験させてくれてありがとう」と思っているのです。僕がいくらお金を積んでも実はできないことを彼は僕に与えてくれているのです。そこは本当に感謝しています。そのことに甘えてばっかりで、もっと本当は絵をうまく描けるように頑張らないとダメなんですけどね。その点では彼のバンドのファンの評価に甘えているところがあります・・・

 

そして、昨年の年末に彼はライブの中で決意表明をします。今の仕事を辞めて音楽で勝負すると。僕は正直、安心と不安が交錯しました。彼が常々言っているように、ゴミのような職場でも安定はある程度あるのです。僕は常々、彼が他の支店の配属だったら今も未来も変わっていただろうと思うところがあって、ある程度の期間を在籍すると異動ということもあり得たからです。より良く生きてこそというのが僕のポリシーでもあるからです。

 

僕は人生の中で最も影響を受けた映画の主人公を目指して生きています。それは僕が最も好きな俳優である故ロビン・ウィリアムス主演の「今を生きる」という映画です。そのロビンウィリアムス演じる教師を目標として生きてきました。進学校で型破りの教師が生徒たちに新しい価値観を植え付けていく映画です。ただ、その生徒の一人はその新しい価値観と古い価値観の中で悩み自殺してしまうのです。僕は、彼の決意を聞いてからずっと、そのことが頭をよぎってしまいます。本当に自分が話してきたこと教えたことが後悔を生まないのかと。周囲に相談しても「それは彼が決めることだから」と言わますが、僕さえいなければ違う答えがあったのではと自問自答を続けてきたのですが、とうとう今日を迎えてしまったのです。

 

正直なところ未来なんて誰にもわかりません。もしかしたら神様だってこんな小さい人間の一つのことになんて関わってられないからわからないのかもしれない。ただ、未来を動かそうとした人間にだけ未来は動かせるということは事実だと思うのです。

 

だだ、一つ言えることは僕は彼とこの職場で出会えて良かったということです。灰色だった景色に色を与えられる、そういう人間と出会えて良かったと。

 

最後に

ゲッチくん、9年間お疲れ様でした。

色々なことがありましたね、楽しいことはあまりない職場ですがお互い必死に楽しいことみつけてやってきたと思います。いい先輩もいい後輩もなかなかできない環境の中でも、しっかりと外の世界を持ち続けて成長してきたのは立派ですし両立するための苦労を沢山見てきました、本当に頭が下がります。正直、僕には出来ないことです。君がいなくなる仕事場はとても退屈でとても面白くないものになると思います。でも、そんなことで大きな夢を引き止める理由になんてならないのです。仙人は、様々事情があってもう少しこの場に残らないといけません。仙人の周りの夢が叶っているって話しをするときの補足ですが、仙人がこれがしたい!!これが好き!!という時、可能性のある人間が常にそこへ連れて行ってくれるのです。野球が好きな時はプロ野球選手に友達がなったり、この友達のやってること広めたい!!と思うと本が出版されたり。だから、僕は君に僕の大好きなミュージシャンに会いに行くことを託しています。だから、いつか仙人の夢を連れて行ってくださいね。頑張れとは言いませんよ、あなたならやるとわかっていますから。大丈夫、今ままでの職場を物差しに測る必要はないんです、これから。今の環境の中では異質だったんですから。

 

それと、最後に渡した本は理解できたら仙人に内容教えてください。もうかなり昔に読んだので忘れてるんです(笑)

 

本当にありがとう。君を知る前の世界と知らない世界は全然違ってました。会う期間もどんどん空いていくかもしれないけど、その都度変わっていく姿見せてください。

 

ではでは、仙人からでした。

(男同士ってこういうの面と向かっていうの照れ臭いよねぇ笑)

Mr.Childrenのニューアルバム「REFLECTION」{Naked}(完全限定生産盤)開封の儀の巻

タワーレコードさんに注文していたMr.Childrenのニューアルバム「REFLECTION」{Naked}(完全限定生産盤)が今日、受け取る先にしているコンビニに届いたということで受け取ってきました。実はネットで買い物するの人生で2度目なんですけどね、今回は使ってみました。(実店舗での予約をするのを忘れて、慌ててネットで予約したのは内緒です)

 

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まず、届いた状態の箱です。

古い表現ですがタバコの箱と比較。デカいです。それ以上に重いのです。2キロはないにしてもかなりの重量感です。

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箱を開けるとプチプチでしっかり保護されています。

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プチプチを丁寧に取り外すと、本体の登場。やっぱりデカいです。で、悩んだのが包んであるビニールに左斜め下に貼ってあるシールが貼られているのです。むむ・・・いたし方なく一気にビニールを剥がします。

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ご開帳〜開けるとブックレットがまず出てきます。これはまだ見ていません、ここにもビニールという罠が・・・

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ブックレットの下にはライナーツノートも含まれる歌詞カード(上)と普通に店頭で購入できるREFLECTION{Drip}の初回限定盤(DVD付き)が。

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お正月のおせち料理には何の興味もないし、実はこんな感じは感じたことがないけど、おせちの重箱を開けていってるみたいな感覚。やっと、USBのアルバムが見えてきました。

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じゃーん、USBアルバムの登場です。おしゃれです。

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銀色のところがアルミの削り出しで、いい感じの質感です。

あまり、このアルミの削り出しの話をするとApple信者が寄ってくるので詳しく書きません。

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底面の部分には刻印されたアルバム名とアーティスト名が。かっこいいのです。

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銀色の部分を引っ張るとコネクターの部分が出てきます。この時、もしもUSBの部分が逆でクリスタルの大きな方についてなくて良かったとホッとしました。

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すぽーんと外すとこんな感じです。

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この中にハイレゾ音源とMP3音源が23曲ずつとジャケットのイメージファイルが入っていました。

 

と、長々写真を載せてきましたがアルバムの外装も素晴らしいですがその中身である楽曲も実に素晴らしいです。デザインされ尽くした作品は音楽・絵画・製品というカテゴリーを超えて感動を与えてくれます。デザインの力は最近ことごとく感じます。

 

とはいえ、このUSBアルバムにも欠点が・・・

形状が特殊な為USBポートにすんなり刺さらずMacに繋いでいるUSB機器を外してインストールしました。次のUSBの規格は挿す方向が関係ないというのでその時代までは苦労しますね・・・

 

ファンだけど躊躇して、この限定版を買わなかった人はジタンダ踏むと思います。高いなぁという印象でしたが初回限定盤のCDが普通に入っていますし、未収録曲を期間限定でダウンロードできるそうですが期間が過ぎてしまった時のこととダウンロードにかかる費用を考えてもまぁこの値段は仕方ないのかなぁと。ネットで拾えばいいじゃん?買った人から貰えばいいじゃん?という人はまぁそれはそれでいいと思いますけど。自己満足アイテムとしては非常にいい出来の作品だと思います。

 

さぁ、Mr.Childrenがブチあげたこの新しい試みがどんな結果を残すのか?アルバムの売上の枚数も気になりますが、このUSB限定盤の売上枚数が気になりますね。そんなことより、誰もが安定したビックネームであると認める彼らが真剣に焦りを感じながら作り上げた本気の音楽を楽しむとします。

 

2年7ヶ月も待ったんですからね・・・・

首の長い動物の絵

ここ最近、更新している内容といえば自分が毎週録画して鑑賞しているドラマのまとめたものばかりになっていた・・・

 

これじゃ、ドラマの要約ブログじゃないか!!

 

とはいえ、日常の中ではちょこちょこと活動していて絵もデジタルで仕上げるところまでいかない感じのものでもアナログにスケッチブックにチマチマ描いているのです。でも、これが良くないところと言われていて「完成しないと作らない」という考えが自分を重くしているんだと思う。過去の大画家たち、今現在活躍されているジャンルの違うクリエイティブな方々はみんな「未完成」だと思いながらも作り上げて発表されているわけです。

 

と反省はさておき、今回は「キリン」を描くというのがテーマでした。

進化論では首の長い動物は生存競争のために、そのフォルムを変えてきたという」という日本テレビ系報道番組「NEWS ZERO」のテーマ曲の歌詞に触発されて女性や子どもが着たら可愛い感じのTシャツのデザインってことを念頭に置いて制作。しかしながら、横から見るキリンというのは印象が強いのだけれど、正面から描くとなるとイメージが希薄。WEB上にある画像データを片っぱしから見て、スケッチしてデフォルメの繰り返し・・・わかりきったものをデザインし直すのは本当に大変なんだなぁと実感しながら進まない作業。

あいにく、今日は台風の影響で休日ながらも外には出ることはできないので朝から意を決して作業に取り掛かりました。で、できたのがこれです。

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はい、いっちょまえに透かしを入れて著作権は俺だぜアピールしています。

最初はIllustratorでトレースをしてきっちりしたデザインにしようかと思ったのですが、頭の中にどう文字を入れる?色はどうする?って考えた時に子どもが必死にマスキングテープでキリンに色をつけようとするイメージが浮かんだのでマスキングテープで作った感じと不器用な線でガシガシ描いた感じを用いてみました。

 

で、どうして画像に透かしを入れているかというとユニクロさんがこの度サービスを始めたUTme!マーケットに登録してみようと思ったから。自分の絵を晒してみて、どういう反応があるのか、そして売れるのか?という疑問にチャレンジしてみようと考えて、敷居がまだ低く出店できるUTme!マーケットにチャレンジしてみることにしました。

 

チャレンジ?そんな大げさなと思う人もいると思いますが、昨年の夏にUTme!のサービスを使って仲間内で仲間個人個人を面白く扱ったTシャツを作ろうということで利用しようとしたことがあるのです。先輩たちの写真を加工に加工を重ねて入稿したら、全部アウト。倫理に反するとか規約に反するという理由で返ってくる返ってくる原稿。でも、先輩が作った方はヤバいこと書いているのにも関わらず審査通過。僕の作ったものはどこにも著作権を違反するものは入っていなかったのに・・・・(僕用に作られたTシャツには「極悪人」って書かれてたのに・・)

 

そういうトラウマもあり、今回も審査にはビクビクしています。英語で進化論って書いてあるんだけど、これが海外では「宗教上の理由」とかでハネられないかとか不安になるのです。最長14日審査に要するらしく、待たされた後の審査落ちほどダメージが大きいものはないのです。とはいえ、これをTシャツにして渡したい相手がいるのでとりあえずマーケットの登録よりも商品注文の方が優先なのです。

 

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ちなみに、こういう形でTシャツに印刷されるみたいです。

はてさて、このチャレンジどうなりますかねぇ。もしも、審査に通過して登録できたらそちらの体験記を書きたいと思います。

 

ドラマ「Dr.倫太郎」4話のあらすじと感想

「Dr.倫太郎」4話のあらすじと感想

第4話の要点と流れ

この第4話から夢乃の人格の入れ替わりが激しくなります。

というわけで、芸者としての人格の夢乃を赤で

そうではない怯えた少女のような夢乃を青で記します。

  • 第3話の終わりに倫太郎堺雅人)の診察室を訪ねて来た夢乃蒼井優)倫太郎がいない診察室で砂を敷き詰めた箱庭に馬の人形を一つだけ置いていた。
  • 倫太郎が帰ってくると、診察室を飛び出して行く夢乃
  • 宮川長塚圭史)の患者でバレエのプリマドンナとして知られる三浦牧子(マイコ)が診察中にセクハラをされたと騒がれる
  • 牧子はバレエダンサーであった夫の死から鬱病を発症したとの事。
  • 牧子の娘・千果(井上琳水)と夢乃が売店で出会う。
  • そのまま千果連れて病院を出て行く夢乃。その姿を研修医・川上葉子高梨臨)が見ていた。
  • 牧子の娘が姿を消したという騒ぎが倫太郎の耳に届く。夢乃が連れ出したという情報を知り、夢乃に電話をする倫太郎。
  • 電話の向こうの声で観覧車だと確信し走って観覧車のある場所へ。
  • 千果を無事に保護。
  • その時、倫太郎の「夢乃さん」という呼びかけに反応せずに「相沢明良さん」と呼びかけには返事をする。観覧車に乗りませんか?という提案にも「知らない人とは乗れない」という。
  • 倫太郎の家で夕食を作る水島百合子吉瀬美智子)と倫太郎。
  • 倫太郎は夢乃は乖離性同一性障害があるという。幼い時の虐待や愛情不足、子供の時の辛い体験から別人格を作って傷ついた心を守るのだという。
  • 理事長・円能寺小日向文世)と夢乃が料亭。前に300万円を貰ったのは置屋の屋根の修理に使うと嘘をついていたが、更に700万が必要だとねだる。
  • 倫太郎の中学時代の回想 着物姿の母と高級車から降りてくる男性を遠くから見つめる学生服姿の倫太郎と百合子
  • 倫太郎の「あなたは一人じゃありませんよ」というメールを見て「気持ち悪っ」夢乃
  • セクハラ騒動以来、宮川メンタルがボロボロ。セクハラで訴訟するという。理事長から宮川の対処に当たるようにと命令を受ける倫太郎
  • マッサージ屋で宮川牧子の治療経過でのやり取りを聞き、陽性転移を起したと倫太郎陽性転移とは、信頼・尊敬・感謝・情愛・親密感の感情を持つことを言います)
  • 演技性パーソナリティー障害を夫の死から起こしていた牧子は大げさな嘘や虚言を宮川に話していた。嘘で心を守っていたのにも関わらず、宮川にある時嘘を見破られた事で、宮川を最悪の人間だと思う気持ちと、気を引きたい気持ちから今回の騒ぎを起こしたのだろうと倫太郎は説明する。
  • 朝、起きる夢乃。札束の入った紙袋を抱えている事に気付く。
  • 高架下で相沢るりこ高畑淳子)が700万を夢乃から受け取る。その時、コンペイ糖を受け取る夢乃
  • 理事長置屋へ。女将・益田伊久子余貴美子)に夢乃のお金の件が嘘だとバレる。
  • るり子のいる雀荘に姿を見せる女将。どうも、昔から知っている様子。高架下で夢乃が騙し取ったお金について問い詰めると認めるるり子。「あの子をいい加減に解放して」と女将。るり子はクズいので当然、拒否
  • 患者と共感する事が治療への道だと教えられた宮川だが、その牧子への対処を倫太郎に丸投げする
  • 研修医・福原大策高橋一生)は子供の頃からバレエを習っていたらしく牧子の事についても詳しかった。
  • 病院へ夢乃に会いたいという理由で来てしまった千果を見つけた倫太郎福原。倫太郎と福原はそのまま千果と牧子の家へ。入れ違いで夢乃が診察室へ行くも会えず。
  • 福原千果が牧子の家のバレエホールで踊る。その姿を見て夫との過去を思い出し泣きだす牧子
  • 「傷ついた心を守ろうと嘘をついたり、虚勢を張ったり、逃避をしたりする事はいけない事ですが、それも生きるための術。一人で頑張らないでください。」と倫太郎。これからの治療を再開する事をとりつける。
  • 雨の中、倫太郎が帰宅。家に入ろうとすると後ろから雨に打たれずぶ濡れの夢乃が。
  • 着替える事を勧め別の部屋へ夢乃を通す。倫太郎は軽い食事を作るという。
  • 倫太郎の妹・中畑まどか酒井若菜)が使うために出しておいた着物の匂いを嗅ぎ「お母さんの匂い」とつぶやき着物を纏う夢乃。
  • 夢乃の幼少期の回想。芸者姿の母・るり子。男を連れ込み家の外に出される夢乃。次の場面で母親からコンペイ糖をもらって大事いする夢乃。出て行ったきり帰ってこない母。冷蔵庫のケチャップやマヨネーズをすすり、水道水を飲んで飢えをしのぐ。少しずつ食べていたコンペイ糖も底を尽きて・・・・回想終わり。
  • 「お母さんどこにいるの・・」とつぶやき放心状態の夢乃。様子を見に来た倫太郎は小さな時何があったか教えてくれませんか?と話しかける。答えようとした夢乃だが「今は出てこないで・・やめて・・」というと人格が入れ替わってしまう。
  • 馬乗りになって倫太郎を誘う夢乃
  • その夢乃に対して「夢乃さん、あなたはそうやって明良(あきら)さんの傷ついた心を守っていたのですね」というと夢乃は「二度と私の中に入ってこないで!!!明良にちょっかい出さないで!!」と激昂。

 

第4話の感想

今回は夫を亡くしたバレリーナの鬱病からの病気の転移を探るという話だった。この陽性転移というのはカウンセリングや精神医療の現場ではよく生じる事らしい。不思議なもので、整体や整骨院などの施術者に対してもよく起こるという話は先生たちからよく聞く話だ。でも、よくよく考えると恋愛もただ単に「見た目がいいから」とかだけじゃなくて助けてもらったからとか、相談しているうちになんて話も多いからそんなに珍しい現象でもないのかもしれないなぁと見ながら思った。

乖離性同一障害という1話目から予想のついていた多重人格ものになったわけだけれども話の全体からするとまだ前半の部類。どうこのテーマを扱っていくのか楽しみでもある。個人的には多重人格ものというのは古臭いと感じてしまうのだけれども・・・

このドラマの中でよく出てくるフレーズは精神疾患は全ては心を守るための術だということ、それと愛情の欠如がそれを生むという点だと思う。

昔、僕が自殺癖のある友人を扱っている時に手に負えなくなった時があった。その時に心理学を専攻している友人に相談したら帰ってきた答えがこうだった。

「今一番信頼できる人間があなたでも限界がある。こういう時は親も含めてなんとかしないといけない」

僕は理解ができなかったので尋ねた、どうして親なのか?と

「親はどんな人間にとっても宇宙なんだよ。なぜなら親がいないと絶対この世に生まれてこないから」

この言葉を受けて僕は自殺癖のある友人の実家へ単身乗り込んで、家族全員で心療内科へ通ってもらうことにした。色々な原因がわかったり学ぶことで友人は回復、今は15年近く辛い報告を聞くこともなく過ごしている。

「親は宇宙」この言葉はきっと人生で学んだ言葉の中で相当重要だと思う。出会えてよかった言葉だ。

さぁ、これから倫太郎と夢乃はどうなっていくのかな?主題も見えてきたので楽しみなのです。

 

ナオト・インティライミ 初のベストアルバム「THE BEST!」発売決定・・だけどベスト版で全てを知ったつもりになってもらわないためのプレイリストのご紹介

ナオト・インティライミが6月10日に自身初のベストアルバム「THE BEST!」をリリースする。

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*1

ナオトのデビュー5周年の節目にリリースされる「THE BEST!」には「今のキミを忘れない」「タカラモノ ~この声がなくなるまで~」「恋する季節」「君に逢いたかった」「いつかきっと」など、これまでに発表されたシングルの表題曲がすべて収められる。初回限定ファンクラブ盤にはナオト初となる書き下ろし自叙伝、1月に神奈川・横浜アリーナで行われた全国ツアー「ナオト・インティライミ LIVE キャラバン 2014-15」の最終公演の模様を収めたDVD、デビュー5周年を記念したタオルが付属。初回限定盤には初収録となる「ありったけのLove Song」「いつかきっと(ナオトver.)」のミュージックビデオを含むMV集が同梱される。

natalie.muより引用

 

巷でまずナオト・インティライミことナオトに関して耳にするのは

「どこの国の人?日系人?ハーフ?」

というのが基本のようだ。彼は三重県出身、千葉県育ちの日本人です。本名は中村直人。1979年8月15日生まれの男性である。この辺りのことを知りたければ『Shall we travel??』に収録されている『Oh! My destiny』という曲を聴くとわかります。じゃあ、何?インティライミってなんなの?という疑問が次に生じてくると思います。

インティライミというのはケチュア語です。ケチュア語は南米で使われている言葉で、インカ帝国においての公用語だった言語。ケチュア語で書くと「intiraymi」と書きます

 

inti太陽raymi祭り

 

ナオト自身、自己紹介ではこのフレーズの続きに「日出ずる国のお祭り男」とつけています。ちなみに「お祭り男」をそのまま読むのではなく「おまとぅーり男」と発音します。ここはテストによく出るので要注意です

 

次にテレビ的な扱いとしては「旅人」としてのナオト・インティライミですが、2003年8月から2004年末まで世界一周のバックパッカーでの旅をしていたことが大きな理由です。今も、長いオフがあるとバックパックで旅をしているのだとか。この世界一周の旅をする前も彼は大学在学中に「なおと」という名義でミュージシャンとしてデビューしていました。が、挫折の末に世界一周を決断、決行。この旅を通じて帰国後ナオト・インティライミとして活動を始めたのです。この世界一周の旅の内容は自身の著書である『世界よ踊れ―歌って蹴って! 28ヶ国珍遊日記 アジア・中東・欧州・南米篇』 (幻冬舎文庫)『世界よ踊れ―歌って蹴って! 28ヶ国珍遊日記 南米・ジパング・北米篇』 (幻冬舎文庫) の二冊で知ることができます。非常に分厚い本なので、相当な気合いが要りますが、コロンビア編の長さに耐えられるのなら非常にテンポのいい面白い内容になっていて色々刺激を受けることができます。

 

次もテレビでよく扱われる扱われ方でよくあるのが「サッカーに詳しい人」という紹介のされ方です。昨年のワールドカップの時も日本テレビ系列「Zip!」に朝からコーナーを持っていました。かつて、ナオトは柏レイソルのジュニアユースに所属していたこともあり音楽業界の中では相当な腕(?脚?)の持ち主だということと、サッカーを通じてMr.Children桜井和寿さんと知り合い、バックコーラスとして活動するなどサッカーが彼の人生を色々と作っている一面があるのも理由です。何より、世界一周の旅においてもエジプトのプロサッカーチームからスカウトされて悩んだこともあるようです。そして、サッカーは言葉を超える世界共通のコニュニケーションツールとして、赴く国の各地でボールを蹴ってきたそうです。その様子は劇場でも公開されたナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー』という映像作品を見るとよくわかると思います。この映像作品をみるとサッカーをするナオトも見る事ができますが、体調を崩して元気のないナオトや外国の人と本気で喧嘩するナオトの姿もみる事ができます

 

と・・・・長い前置きになりましたが、だいたい皆さんのミュージシャン「ナオト・インティライミ」以外の疑問は解消されたでしょうか?テレビに出ているナオトは残念ながらここまで書いた通りミュージシャンというよりもタレントという扱いがいかに多いかがよくわかると思います。しかし、皆さんに知って欲しいのは「彼の音楽は面白いよ」ということなのです。そして、今回のベストアルバムの発売を機会に彼の音楽を聴いてもらうきっかけになればと思いますが・・・・・

 

「なんじゃこりゃ!!!シングル集やないかあああぁ!!!」

 

と収録曲を見て思ったのです。正直、ダメです。こんなのニワカが増えるだけです。(いや、ニワカでも増えてくれるのは良いんですよ。)ベストアルバムの収録曲は公式や最初の方にあるリンクを見ていただけると幸いです。シングルや皆さんがよく知っているナオトの曲は、僕の目から見ると「よそ行き」のナオトの様な気がします。メジャーで音楽をしていく上で大事なことですし、やっぱり『君に逢いたかった』をライブで聴くと、この曲を作っただけでもナオトは偉大だなぁとすら思います。でも、七五三でいつも着ない服を着せられている子供を見て違和感がある様に、半袖半ズボンで駆け回っている子供を見たいと思うのです。そんな、伸び伸びとした音楽はオリジナルアルバムの中に収録されているのです。

 

「おいおい、そんなに全部のアルバム聴いてる時間なんてないんだよ」という人のために今回は自分も作っているプレイリストを載せておこうと思います。ジャンルを三つに分けて構成してみました。()で記しているのは収録されているアルバム名です。

 

ノリノリなアップテンポ系「アゲ・インティライミ

*2

  • 風マカセ(ウルトラC
  • カーニバる?(Shall we travel??)
  • おまかせピーターパン(ADVENTURE)
  • 起志快晴(風歌キャラバン)
  • ナイテタッテ(Nice catch the moment!)
  • Ballooooon!!(Nice catch the moment!)
  • The World is ours!(Viva The World!)
  • LIFE(Viva The World!)
  • Ole!(Viva The World!)

合計9曲

 

涙そそる良い曲ぞろい系「しっとり・インティライミ

  • ため息インジケーター(ウルトラC
  • タカラモノ〜この声がなくなるまで〜(Shall we travel??)
  • キミライフ(Shall we travel??)
  • 今のキミを忘れない(ADVENTURE)
  • ありったけのLove Song(ADVENTURE)
  • 君に逢いたかった(風歌キャラバン)
  • Hello(風歌キャラバン)
  • 恋する季節(Nice catch the moment!)
  • 365(Nice catch the moment!)

合計9曲

 

思わず体が動きだす?「ダンス・インティライミ

  • テキナビート(Shall we travel??)
  • Dreammaker(ADVENTURE)
  • Adventure(ADVENTURE)
  • Yeah!(風歌キャラバン)
  • Just let it go(Viva The World!)
  • FUNTIME(Viva The World!)

合計6曲(ただし、結構アゲ・インティライミと相性が良いので、そちらにこれをそのまま登録しても良い感じになります。)

 

どうでしょう?ファン・インティライミ(ナオトのファンはそう呼ばれる)の方々からは突っ込みどころのありそうな選曲になっていますが、ざっくりとジャンル別に割り振っただけになっています。自分の中では「がんばれ・インティライミというプレイリストも作っていますが、どうも曲数が少ないのでここに記すほどのこともないのかと思いました。曲の並びにこだわりはなくて、あくまでアルバムのリリース順に掲載しています。シャッフルしたり並び替えて自分の好みを見つけるのも良いと思います。

 

「そこまでして知らなくても良いよ・・」という人も多いと思いますが、まだミニアルバムを含めて5枚のアルバムです。(旅歌ダイアリーは外しました)全部を購入してもレンタルするにしても大きな負担になる量ではないと思いますので、この5周年を記念して発売されるベスト盤『THE BEST』をきっかけに興味を持たれた方は、オリジナルアルバムに収録されている曲を聴いてみるのも良いのではと思います。

 

そして、興味をもたれたら是非是非ライブへ行くことをお勧めします。ここまで熱っぽく書き綴っていますがナオト・インティライミにハマった理由はナオトを応援する友達に付き合ってライブに行ったのがきっかけなのです。ライブの構成・ダンスチームとのコンビネーションなど上質なエンターテイメントに仕上がっています。トークも面白いし、何よりも彼の巻き込み力は凄くて、最後は一緒に踊ってしまうほどなのです。ナオトは昨年から今年にかけて行われたライブツアーで「ドームでライブをやりたい。みんなが知り合い5人くらい連れてきてくれたらできるんだけどなぁ(笑)」と言っていましたので、もしかしたら今回のベストアルバムの発売とそれに伴うツアーでドームとかやっちゃうかもしれません。彼ならやりかねないというのもナオト・インティライミの魅力なのであります。

 

あ、紅白出場曲の「Brave」を入れるの忘れてた(笑)

 

長々と最後までお読みくださってありがとうございます。

おいおい、それは違うんじゃないの?これ入れないの?というファン・インティライミの方がいらっしゃったらご意見くださいね。

 

 

*1:natalieより画像を転載しました

*2:(・・・・)の中は収録アルバム名

ドラマ「Dr.倫太郎」3話のあらすじと感想

「Dr.倫太郎」3話のあらすじと感想

第3話の要点と流れ

  • 行政府報道長官・池正行石橋蓮司)の車の中で、倫太郎が会話。相当な信頼を倫太郎は得ているらしくフランクな空気。「記者の中に意地悪なのが二人いる。あいつたちは宇宙人だ。守れるバリアがほしい」という池に倫太郎は鼻がスイッチですとアドバイス、鼻を押しまくる。
  • 前回のデート(厳密には夢乃のお金を引き出すための行動)の時に倫太郎は夢乃に「よかったら、一度診察室で来てみませんか?」と言ったことを思い、みんなが昼食に誘うも倫太郎だけ診察室から動かず。
  • その時、夢乃に振り込んだ300万円が話題になるが、倫太郎は返金されたと説明。研修医・福原大策が「さらに大きな額を引き出すための手口かも」という。
  • 診察室で待つも来ません。
  • 病院に階段から転落して搬送された女性・弓子についてカンファレンス。この際、幼馴染で外科医である水島百合子から過去の治療履歴からみてDVの疑いがあるとの意見が出る。が、病院内で過去に警察にDVの疑いで通報するも、それが訴訟沙汰になっていて、経営陣は否定的。
  • 倫太郎は、話をしたいと弓子を対話。弓子はDVを否定。でも、何か隠してる感じ。
  • 置屋にて、クズい女・相沢るり子から700万円を早く払えという電話にキレる夢乃。その様子を見て置屋の女将・益田伊久美余貴美子)が夢乃に事情を聞くと「倫太郎がしつこい」と嘘の回答
  • 後日、置屋の女将が診察室に登場。理事長も同伴。夢乃のついた嘘で理事長キレ気味。ついでに、今回のDV疑惑については夫が警視庁の人間だから関わるなと強く釘を刺される
  • 研修医・川上葉子は今回の一件に強く自分の意見を主張する。
  • その理由が初めて担当した患者を救うことができなかったという思いから。
  • 夫である司と話す倫太郎。どうも、仕事上のストレスが相当高そうな感じ。
  • 夢乃から電話。
  • 倫太郎の家の前で夢乃が待っていて、帰宅早々抱きつく&理事長がキレたことの言い訳
  • 倫太郎の家に上がると夢乃700万を貸してほしいと土下座
  • クズい相沢るり子からの要求が厳しいらしい。質屋にバックを売りに行く夢乃のシーンもあった。
  • 700万円はタダで貸してとは言わないと夢乃。身を捧げるとのこと
  • そのやりとりの最中、幼馴染の百合子が倫太郎の家に来る。若干、もめる。
  • 夢乃は洗面所で倫太郎百合子の会話を聞きながら、鏡に映る自分を見て怯え無言で帰っていく。
  • 倫太郎は「SOS」のサインが出ているのに気づかないふりはできないという。
  • 中学生当時の倫太郎の回想。荒れた台所と怯えたような様子のおかしい母親の描写。
  • 理事長室にお呼び出し。精神科医をつけられたことで妻・弓子が夫のDVを疑われていることを察知。転院を希望する。再度、この件に関わることを禁止される。
  • 病院の宿直室に寝泊まりする夫・を監視していた研修医の葉子と福原は明け方に司が叫ぶ声と暴れる音を聞いたという。宿直室のスチール製のロッカーには拳の跡が。
  • 倫太郎は、宿直室に空きがないのでという嘘の理由で夫・と同じ宿直室で寝ることにする。
  • 夜中、突然怒鳴り声と暴れる。その様子を見ようとした倫太郎は鼻を蹴られる
  • を診察室に招く。
  • 倫太郎は「レム睡眠行動障害」である可能性に告げる。と同時に、この病気は治る病気であることも告げ、病気の引き金になるのはストレスである可能性も伝える
  • 夫・も実は薄々だが妻が怪我をするのは自分のせいでは?と思っていたが言い出せなかった。
  • 病気と向き合い、妻と本当の幸せを考えるようになる
  • 夢乃に「あなたは一人じゃありませんよ、一緒にお茶でもしましょう」とメッセージを倫太郎は送る。
  • 政治家への不正献金がニュースに。その隠匿の罪で夫・は逮捕される
  • 大きなストレスの原因はこれだった。仕事のストレスじゃなく、隠匿に関わっていたストレスがノンレム睡眠行動障害の原因だったのだ。
  • 夫の逮捕に妻・弓子ブチ切れ。
  • 本当の幸せを求めてくださいと倫太郎がなだめる。
  • 転院あっさり取り下げ。なんか、倫太郎の評価上がったっぽい。
  • 芸者姿ではない夢乃が猫背の別人モードで病院へ倫太郎を尋ねてくる

 

第3話の感想

DVの話かと思いきや「レム睡眠行動障害」という結末。このレム睡眠行動障害は寝言や寝相といったレベルではなく怒鳴ったり何もない場所を殴ったり蹴ったりするそうで、夢遊病の激しいバージョンらしい。50歳以上の男性の発症率が高く本人に自覚症状があまりないため周囲の発見が病気の発見となるらしい。一人で暮らしていると、気づかないから自分も怖いなぁと思いながら見ていた。

今回の放送回の流れを見ていると、比較的症例の少ない精神科的な事案は病院内のこととして扱い、みんなの身近にあるような心理的な病巣は倫太郎と夢乃との関係性で扱うのだろうなぁと思った。倫太郎の過去、夢乃の過去を通じて。

前回の感想で書いた、ドラマとしての比率は今回はいい感じで8対2くらいの割合だった気がする。これくらいの方が、見ている側としても「次、どうなるの??」という気持ちになる。

余談だけど、僕の周りで精神的な病を発病する人は何故か僕のところに話にくる。そのおかげで僕は心理学や精神医学を沢山学んだ。ただ、ちゃんとした勉強はしていないが自分を相手を守るために最低限の知識を身につけようと本を読んだり、大学で学んだ友人から教えてもらったり。

このドラマでもよく出てくる倫太郎のセリフ「頑張らないでください」と「あなたは一人じゃない」は基本中の基本なのだけれども、この縛りのある会話というのは本当に頭を使うし疲れる。人間がいかにいい加減に会話しているかいつも考えさせられる。一人じゃないと言いながら、あなたの気持ちがわかるから一緒に頑張ろうとは伝えられないもどかしさについては、いつまでたっても慣れることはない。同調して共感しても限界があるし最後は「お前に何がわかるんだ」と言われることも多い。ドラマの中の倫太郎のように自分からその二つのセリフを主題にして人と接するのは勇気がいることだよなぁと思いながら今回は見ていた。他人の全てを受け入れるというのは、本当に大変なことだ。

 

珍しく、第3話まで見た。はてさて、どこまで続けられるかなぁ・・・それもドラマの内容次第かな。でも、自分の傾向としてはふんわりした話が好きなんだなぁと実感するのでした。