七転八起DAYS

転んだままずっと起き上がれない人間の些細な日常と思うところ

ドラマ「Dr.倫太郎」1話と2話のあらすじと見た感想

ドラマ「Dr.倫太郎」のあらすじ

これは、ある精神科医の物語。

彼の名は日野倫太郎(堺雅人)。

傷付いた人々の心にとことん寄り添い、その病める心を解きほぐしていく。

書籍も出版し、テレビにも出演する。

彼の診察を待ち望む人々は増えるいっぽうだ。

 

そんな彼なのだが、・・・自身の恋愛は全くの不得手だ。

「恋愛とは一過性の精神疾患のような状態である」とさえ言っている。

 

ある日、倫太郎は大学の理事長・円能寺との会食で、一人の女性に出会う。

彼女の名は、夢乃(蒼井優)。新橋の売れっ子芸者だ。

 

この出会いが彼の人生を大きく変えていくなど、このときの倫太郎は知る由もなかった。

番組公式ページより抜粋

www.ntv.co.jp

 

実は、近年珍しくテレビドラマが社会現象的に扱われた半沢直樹」というドラマを僕は見ていない。だからかもしれないが堺雅人という俳優に関して何の先入観も持たずに、このドラマを見ることができているのかもしれない。正直、この俳優に関して初見と言っても良いくらいなのだ。僕の抱くこの役者さんへの印象は、「実際にこういう人がいたら怖いなぁ」というタイプ。表面が柔らかいんだけど「聖者」にも「殺人鬼」にもなるタイプの人。多分、この人のやる悪役は相当怖いと思う。今回は偶然、第1話の再放送を昼に見て録画の予約を入れたので続けて録画してみることにした。自分の好きなジャンルである心理学的なジャンルだったからだ。

ただ、注意しないといけないのはこの手の現場系ドラマは全てが現実ではないということ。このテロップはみなさん忘れないでくださいね。

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「Dr.倫太郎」1話のあらすじと感想

第1話の要点としては

  • 倫太郎は精神科医である。
  • 飛び降り自殺を図ろうといしている阿川繭子近藤春菜)と出会う。
  • 自殺を止めようと説得を試みるが「心中も悪くない」という繭子のいう言葉に応じて「わかりました、一緒に飛び降りましょう」と倫太郎と繭子は飛び降りる。レシュキュー隊が設置していたマットに落ち助かる。
  • この騒動がテレビで取り上げられ、倫太郎はマスコミからも引っ張りだこ。
  • 理事長に連れられ会食。ここで、夢乃蒼井優)という芸者に出会う。
  • どうも、病院ドラマ等にありがちな出世に興味があるライバル的な嫌味な精神科医・宮川貴博長塚圭史)がいる。倫太郎はどうやら、その真反対側の人物。
  • 幼馴染である水島百合子吉瀬美智子)の回想で倫太郎の過去に触れる部分がある。中学生くらいの時に飛び降り自殺をしようとしたようだ。母親も関係している様子。
  • 倫太郎の先輩精神科医・荒木重人遠藤憲一)は病院を辞めていて独立している。倫太郎の頼れる存在として親交がある。
  • プライベートの夢乃が代理で薬を取りに倫太郎の病院に来るも全くの別人。倫太郎が会食の時のことを話すも関心はなし。
  • 夢乃の母親(??)相沢るり子高畑淳子)が夢乃に寄生しているのかネチネチといかにもクズっぽいやり取りで金をせびりに来る。
  • 倫太郎の帰り道に芸者姿の夢乃が現れる。酔っ払ったというが、彼女はお酒を飲まない。そこで、いきなりの告白and夢乃からのキス。
  • その場面を宮川の部下である精神科医・矢部街子真飛聖)に写真を撮られる。
  • 飛び降り自殺をしようとした女性・繭子が職場で過呼吸の後負傷し病院へ搬送。
  • 職場でイジメられていたのが原因だった。
  • 倫太郎はイジメられていた理由はみんながあなたに嫉妬していたからだという。私の好きなコメディアンはこう言っています「嫉妬は正義の服を着てやってくる」と繭子に告げ、繭子は笑顔を取り戻す。

【第1話の感想】

まず思ったのは、豪華な顔ぶれだなぁということ。そして、飛び降り自殺を図る女性を演じたハリセンボン近藤春菜の演技がうまかった高畑淳子の演じる相沢るり子というどうしようもないクズな女性の演技もすごく良くて、まぁこういう奴いるんだけど子どもは大変だよな・・・と思ってしまう。その大変な子ども(多分子どもだと思うが公式では??ついてる)の役を演じる蒼井優。公式ページのコメントで「白塗りの私に耐えて番組見てくださいね」的なことを書いているけど違和感は無かった。

 

ドラマを見ながらハートウォーミング的なドラマの部分を感じつつ、精神科医の現場ってこんなにサラッといかんっぽいけどとも思った。自分は一度も精神科医の診断に罹ったこともないし、精神科にも行ったことがないからわからないけど。後は、このままハートウォーミングなドラマとして推移するのかな?ドロドロとした展開になるのかな?と第1話では掴めず。ただ、「恋愛は一過性の精神疾患である」というキーワードが出てくる以上恋愛ものに発展するのではないか?とは思った。いい先生のまま、倫太郎は終われるのかな?

 

「Dr.倫太郎」2話のあらすじと感想

第2話の要点としては

  • 今回の患者はベストセラー作家の風間辻萬長
  • 風間は最新作が酷評され精神的に不安定。そこで理事長から会食を通じて倫太郎と宮川に紹介される。
  • 会食の場に風間の秘書・むつみ堀内敬子)が現れると「むつみにそっくりな別人だ!!」と暴れ転倒、頭部を負傷し倫太郎の病院に入院。
  • その時に夢のは自らガラスの破片で指を傷つけ倫太郎の病院へ。水島百合子(吉瀬美智子)が治療にあたるが夢乃からの倫太郎に関する質問攻めに合う。
  • 幼馴染である百合子から倫太郎は風間の小説を借り、借り物に赤鉛筆で線を引いて熟読。
  • 風間の治療方針をめぐって倫太郎と宮川の意見が対立。
  • 結果、倫太郎は担当から外される。
  • 病室で暴れている風間に倫太郎は遭遇。そこで小説の中に出てくる「ムササビ」について質問。と同時に、今後風間や関係者との接触を禁じられる。
  • 秘書であるむつみに倫太郎は質問。「ムササビ」が作品に出なくなったのはいつ?と。
  • 信頼できる荒木のクリニックで和んでいると、夢のからデートのお誘い。荒木が勝手に承諾の返事をしてデート。
  • ボートに乗ってのデート。デート中に、この前芸者の格好じゃない夢乃とすれ違ったが無視されたけど?と聞くと夢乃は「あれは双子」と嘘。
  • しかし、デート中に相沢るり子からのお金の催促が。その額は300万円
  • 倫太郎に抱きつき、泣いて嘘の理由で倫太郎から300万円の工面を引き出す夢乃。
  • すぐに振り込む倫太郎。しかし、その姿を倫太郎の元で勉強する研修医・川上葉子高梨臨)に見られている。
  • 300万円を直ぐに下ろす夢乃。で、それをむしり取るクズい相沢るり子。次は700万円だという。そして、すぐさま理事長・円能寺(小向文世)に電話。女怖いという瞬間。
  • 風間が腹痛を訴えたらしく、百合子から風間のMRI画像を見ると胃にどうも指輪のようなものが。
  • 倫太郎は風間と対話する。その場に秘書のむつみを呼びチョコレートとイチゴ、柿の種を順番に食べてもらう。柿の種の所になると風間が暴れる。むつみはピーナッツアレルギーだったのだ。
  • 風間の作中に出てくる「ムササビ」は柿の種のピーナッツ以外を食べる。作中に出てくるイタズラ好きな「ムササビ」は秘書であったむつみだった。
  • 胃の中にある指輪は、想いを寄せていたむつみに贈ったもの。一緒になりたかったが、年齢差と自分が小説家であることから自らむつみを遠ざけていた。そして、秘書としても解任し別れた時にむつみが置いていった指輪を想いを封印するために風間が飲み込んだものだった。
  • むつみを別人だと暴れていたのも、そうして振り返ると一時的な精神疾患でしかないと判断。当初の倫太郎の見立て通り、風間は再び小説を書き始める。
  • 理事長もこの報告を出版社から受けるが「やっぱり、教授は無理かなぁ」と発言。どうも倫太郎のやり方では病院としては利益が出ないようだ。
  • でも、なんだかんだでVIP待遇の患者を治したということで理事長からの金一封で研修医二人と百合子と焼肉屋で食事。そこで川上葉子から300万円の振込のことを突っ込まれる。
  • 先輩荒木のクリニックで「古典的な手にひっかかったなぁ」と一笑される。「勉強代だと思え」とのこと。
  • 失意の倫太郎が家に帰ると家の前に夢乃が・・そこで、お金を工面してくれる親戚がいたので300万円お返ししますと300万円返金。

【第2話の感想】

想いを寄せいていた秘書への想いから精神疾患を患うベストセラー作家という話だったんだけど、ありがちと言えばありがちな話。どうも、この流れを見ていると話の主体はどうも、倫太郎と夢乃の方へシフトしていくんだろうなぁと思う。そして、相沢るり子がクズい上にゲスい。しかも、その要求を答えるために動く夢乃もゲスい。まぁ、ドラマの中なのであんまり見ていても怒り狂うようなことはないけど、ああいう人達と触れ合いたくないなぁどんな場面でも。いないでしょ?と思う人もいると思うけど、本当にああいう類の人いるからね・・人は見た目じゃないっていうけど、見た目と空気に出ているからその辺りは、みなさん頑張って人生勉強の中で身につけてください。

倫太郎の元で学んでいる研修医・福原大策(高橋一生)の立ち位置が非常にいい感じです。ボソッと一言挟む間がいい。どうも、この福原と川上の恋愛の要素も入ってきそう。それと見逃せないのが幼馴染である百合子と倫太郎の関係かな。ゲーム的に言えば「夢乃エンド」と「百合子エンド」が想定できるような・・・

ただ、自分の望みとするのなら精神科医の話をするのなら話の8割くらいを、その世界の話にしてほしいかなと・・・X-filesで怪奇現象の捜査よりもモルダーとスカリーの恋愛がって比率逆転されて作られたら訳わからなくなるのと一緒で・・・

 

と、珍しくドラマのあらすじや感想をツラツラと書いたけれど、録画したものを見る時間もままならないので不定期だし、見るのやめたら続きは書けないかもですね。まぁ、これから見る人がこれを見て参考になってくれれば幸いです。

 

だって、「学校のカイダン」も録画しっ放しで一話も見てないんだもんなぁ(笑)