ナオト・インティライミ 初のベストアルバム「THE BEST!」発売決定・・だけどベスト版で全てを知ったつもりになってもらわないためのプレイリストのご紹介
ナオト・インティライミが6月10日に自身初のベストアルバム「THE BEST!」をリリースする。
ナオトのデビュー5周年の節目にリリースされる「THE BEST!」には「今のキミを忘れない」「タカラモノ ~この声がなくなるまで~」「恋する季節」「君に逢いたかった」「いつかきっと」など、これまでに発表されたシングルの表題曲がすべて収められる。初回限定ファンクラブ盤にはナオト初となる書き下ろし自叙伝、1月に神奈川・横浜アリーナで行われた全国ツアー「ナオト・インティライミ LIVE キャラバン 2014-15」の最終公演の模様を収めたDVD、デビュー5周年を記念したタオルが付属。初回限定盤には初収録となる「ありったけのLove Song」「いつかきっと(ナオトver.)」のミュージックビデオを含むMV集が同梱される。
natalie.muより引用
巷でまずナオト・インティライミことナオトに関して耳にするのは
「どこの国の人?日系人?ハーフ?」
というのが基本のようだ。彼は三重県出身、千葉県育ちの日本人です。本名は中村直人。1979年8月15日生まれの男性である。この辺りのことを知りたければ『Shall we travel??』に収録されている『Oh! My destiny』という曲を聴くとわかります。じゃあ、何?インティライミってなんなの?という疑問が次に生じてくると思います。
インティライミというのはケチュア語です。ケチュア語は南米で使われている言葉で、インカ帝国においての公用語だった言語。ケチュア語で書くと「intiraymi」と書きます。
intiは太陽、raymiは祭り
ナオト自身、自己紹介ではこのフレーズの続きに「日出ずる国のお祭り男」とつけています。ちなみに「お祭り男」をそのまま読むのではなく「おまとぅーり男」と発音します。ここはテストによく出るので要注意です。
次にテレビ的な扱いとしては「旅人」としてのナオト・インティライミですが、2003年8月から2004年末まで世界一周のバックパッカーでの旅をしていたことが大きな理由です。今も、長いオフがあるとバックパックで旅をしているのだとか。この世界一周の旅をする前も彼は大学在学中に「なおと」という名義でミュージシャンとしてデビューしていました。が、挫折の末に世界一周を決断、決行。この旅を通じて帰国後ナオト・インティライミとして活動を始めたのです。この世界一周の旅の内容は自身の著書である『世界よ踊れ―歌って蹴って! 28ヶ国珍遊日記 アジア・中東・欧州・南米篇』 (幻冬舎文庫)と『世界よ踊れ―歌って蹴って! 28ヶ国珍遊日記 南米・ジパング・北米篇』 (幻冬舎文庫) の二冊で知ることができます。非常に分厚い本なので、相当な気合いが要りますが、コロンビア編の長さに耐えられるのなら非常にテンポのいい面白い内容になっていて色々刺激を受けることができます。
次もテレビでよく扱われる扱われ方でよくあるのが「サッカーに詳しい人」という紹介のされ方です。昨年のワールドカップの時も日本テレビ系列「Zip!」に朝からコーナーを持っていました。かつて、ナオトは柏レイソルのジュニアユースに所属していたこともあり音楽業界の中では相当な腕(?脚?)の持ち主だということと、サッカーを通じてMr.Childrenの桜井和寿さんと知り合い、バックコーラスとして活動するなどサッカーが彼の人生を色々と作っている一面があるのも理由です。何より、世界一周の旅においてもエジプトのプロサッカーチームからスカウトされて悩んだこともあるようです。そして、サッカーは言葉を超える世界共通のコニュニケーションツールとして、赴く国の各地でボールを蹴ってきたそうです。その様子は劇場でも公開された『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー』という映像作品を見るとよくわかると思います。この映像作品をみるとサッカーをするナオトも見る事ができますが、体調を崩して元気のないナオトや外国の人と本気で喧嘩するナオトの姿もみる事ができます。
と・・・・長い前置きになりましたが、だいたい皆さんのミュージシャン「ナオト・インティライミ」以外の疑問は解消されたでしょうか?テレビに出ているナオトは残念ながらここまで書いた通りミュージシャンというよりもタレントという扱いがいかに多いかがよくわかると思います。しかし、皆さんに知って欲しいのは「彼の音楽は面白いよ」ということなのです。そして、今回のベストアルバムの発売を機会に彼の音楽を聴いてもらうきっかけになればと思いますが・・・・・
「なんじゃこりゃ!!!シングル集やないかあああぁ!!!」
と収録曲を見て思ったのです。正直、ダメです。こんなのニワカが増えるだけです。(いや、ニワカでも増えてくれるのは良いんですよ。)ベストアルバムの収録曲は公式や最初の方にあるリンクを見ていただけると幸いです。シングルや皆さんがよく知っているナオトの曲は、僕の目から見ると「よそ行き」のナオトの様な気がします。メジャーで音楽をしていく上で大事なことですし、やっぱり『君に逢いたかった』をライブで聴くと、この曲を作っただけでもナオトは偉大だなぁとすら思います。でも、七五三でいつも着ない服を着せられている子供を見て違和感がある様に、半袖半ズボンで駆け回っている子供を見たいと思うのです。そんな、伸び伸びとした音楽はオリジナルアルバムの中に収録されているのです。
「おいおい、そんなに全部のアルバム聴いてる時間なんてないんだよ」という人のために今回は自分も作っているプレイリストを載せておこうと思います。ジャンルを三つに分けて構成してみました。()で記しているのは収録されているアルバム名です。
ノリノリなアップテンポ系「アゲ・インティライミ」
- 風マカセ(ウルトラC)
- カーニバる?(Shall we travel??)
- おまかせピーターパン(ADVENTURE)
- 起志快晴(風歌キャラバン)
- ナイテタッテ(Nice catch the moment!)
- Ballooooon!!(Nice catch the moment!)
- The World is ours!(Viva The World!)
- LIFE(Viva The World!)
- Ole!(Viva The World!)
合計9曲
涙そそる良い曲ぞろい系「しっとり・インティライミ」
- ため息インジケーター(ウルトラC)
- タカラモノ〜この声がなくなるまで〜(Shall we travel??)
- キミライフ(Shall we travel??)
- 今のキミを忘れない(ADVENTURE)
- ありったけのLove Song(ADVENTURE)
- 君に逢いたかった(風歌キャラバン)
- Hello(風歌キャラバン)
- 恋する季節(Nice catch the moment!)
- 365(Nice catch the moment!)
合計9曲
思わず体が動きだす?「ダンス・インティライミ」
- テキナビート(Shall we travel??)
- Dreammaker(ADVENTURE)
- Adventure(ADVENTURE)
- Yeah!(風歌キャラバン)
- Just let it go(Viva The World!)
- FUNTIME(Viva The World!)
合計6曲(ただし、結構アゲ・インティライミと相性が良いので、そちらにこれをそのまま登録しても良い感じになります。)
どうでしょう?ファン・インティライミ(ナオトのファンはそう呼ばれる)の方々からは突っ込みどころのありそうな選曲になっていますが、ざっくりとジャンル別に割り振っただけになっています。自分の中では「がんばれ・インティライミ」というプレイリストも作っていますが、どうも曲数が少ないのでここに記すほどのこともないのかと思いました。曲の並びにこだわりはなくて、あくまでアルバムのリリース順に掲載しています。シャッフルしたり並び替えて自分の好みを見つけるのも良いと思います。
「そこまでして知らなくても良いよ・・」という人も多いと思いますが、まだミニアルバムを含めて5枚のアルバムです。(旅歌ダイアリーは外しました)全部を購入してもレンタルするにしても大きな負担になる量ではないと思いますので、この5周年を記念して発売されるベスト盤『THE BEST』をきっかけに興味を持たれた方は、オリジナルアルバムに収録されている曲を聴いてみるのも良いのではと思います。
そして、興味をもたれたら是非是非ライブへ行くことをお勧めします。ここまで熱っぽく書き綴っていますがナオト・インティライミにハマった理由はナオトを応援する友達に付き合ってライブに行ったのがきっかけなのです。ライブの構成・ダンスチームとのコンビネーションなど上質なエンターテイメントに仕上がっています。トークも面白いし、何よりも彼の巻き込み力は凄くて、最後は一緒に踊ってしまうほどなのです。ナオトは昨年から今年にかけて行われたライブツアーで「ドームでライブをやりたい。みんなが知り合い5人くらい連れてきてくれたらできるんだけどなぁ(笑)」と言っていましたので、もしかしたら今回のベストアルバムの発売とそれに伴うツアーでドームとかやっちゃうかもしれません。彼ならやりかねないというのもナオト・インティライミの魅力なのであります。
あ、紅白出場曲の「Brave」を入れるの忘れてた(笑)
長々と最後までお読みくださってありがとうございます。
おいおい、それは違うんじゃないの?これ入れないの?というファン・インティライミの方がいらっしゃったらご意見くださいね。